1-11.土地の資産価値は見なおされるべき!
バブル崩壊以来、日本では「土地の資産価値はそれほどない」と考える風潮が広まっています。
確かに、いわゆる「土地転がし(土地を買って転売で儲ける)」という投機的な意味での
土地の資産価値は下がっているのかもしれません。
しかし現在でも、土地そのものは「良好な資産」としての価値を持ち続けているのです。
最近よく議論されるのが、「マンションと一戸建て住宅はどちらが資産価値があるか?」
ということです。
たとえば、同じ3,000万円のマンションと一戸建て住宅を比較してみた場合、
次のような違いがあることが分かります。
・マンションの場合…土地+建物(部屋)の価格=総合価格3,000万円
・一戸建て住宅の場合…土地(2,000万円)+建物(1,000万円)=総合価格3,000万円
マンションも一戸建ても建物が老朽化して資産価値が減少することに変わりはありませんが、
全体の価値を考えたときは上のように大きな違いが出てきます。
一戸建てでは建物の価値がゼロとなっても、土地の価値だけは残ります。
対してマンションは、建物の価値がゼロとなった場合、1戸当たりの所有土地価格は
わずかであり、さらにその土地を利用して個別に建物を建てることはできません。
つまり、マンションでは個別の土地はないに等しいということになります。
ある調査によると、東京都内での築年数別に見た不動産の成約(売買)状況は
次のようになっているそうです。
・築0~5年…一戸建て(約3,800万円)、マンション(約3,300万円)
・築11~15年…一戸建て(約3,300万円)、マンション(約1,700万円)
・築21~25年…一戸建て(約2,700万円)、マンション(約1,600万円)
・築31年~…一戸建て(約2,400万円)、マンション(約1,300万円)
この調査からは、一戸建て住宅とマンションの資産価値の推移の違いが大きく
分かれるのが見られます。
必ずしもすべての土地(付き一戸建て住宅)がマンションよりも高い価格で
売却できるわけではありませんが、資産価値という意味ではより安定感があるといえるでしょう。
→”1-12.土地の値下がり” を読む